P★リーグ第73戦（第11シーズン第1戦）の幕開けとなる1回戦Aグループ。最近停滞気味の小泉は、ここを勝って再び川崎クイーンの称号を手にできるか。 前回大会で決勝進出の遠藤は、「いいイメージができたので良かった。」と今回はさらなる飛躍を目指す。4大会連続初戦突破＆2シーズン連続CS決定戦出場の岩見の次の目標はずばり「ビッグゲーム」だという。

1回戦Bグループでは、今回本戦デビューとなる久保田彩花が登場。昨年は公式戦2勝、JPBAランキング4位という久保田は、P★リーグの舞台でも嵐を巻き起こすのか。そしてその久保田を迎え撃つのは、前大会では約4年ぶりの優勝を果たし連覇を狙うキムスルギと、「1回戦を本当に通過したい。それだけです。」と勝利に飢えている名和秋。

初戦突破の常連となりつつある小林は、今回桜のウェアで登場。点数も満開といきたいところ。P★リーグ5回優勝の大石も、ここ2シーズンで勝ちなし。「P★リーグしか見ていないというボウリングファンの方に調子が悪い印象を与えてしまう。」と、全国のファンに絶好調な大石を見せたい。そして「下手なボウリングはできない。」と言う森は、トップシードのプライドを胸に初戦に挑む。

1回戦Dグループは、6ショットチャレンジでトップ通過の松永、4位通過の鈴木、そして13位通過の小池が対戦。

前シーズンでは獲得ポイントトップと安定した強さを見せてくれた鈴木は、今シーズンもポイントゲッターとして活躍するのかに注目だ。

1回戦Eグループは、6ショットチャレンジ2位通過の酒井、8位通過の姫路、そして16位通過の安藤が対戦。
第70・71戦でも1回戦で当たった酒井と姫路の対決は現在5勝5敗。P★LEAGUEの1期生としてプライドがぶつかり合う。そして前大会は出場停止と涙を飲んだ安藤も、その悔しさをこの一戦にぶつける。

前シーズンではチャンピオンの称号を手にした大嶋。「これを機にもっと私をアピールしていきたい。」と記憶に残る選手を目指す。 前大会では約1年ぶりに準決勝進出した寺下、「今回は最後まで映れるように頑張ります。」と優勝を目標に掲げる。そして前回、友人でもある岩見との対戦に負けた坂本は、「おうちでちょっと泣いちゃいました。」という。その悔しさを今回晴らす。

P★リーグ本戦デビューで1回戦突破をなした久保田、「落ち着いた猫も頑張れるように。」と岩見との猫ウェア対決にも注目が集まる。1回戦は「出場できるだけでラッキーっていう美しい気持ち」が勝因だったという岩見、しかし目標はやはり「優勝ですね！優勝です。」とてっぺんを目指す。そして3大会連続初戦突破の小林は、「今回こそはここを勝ち上がる」と気を引き締める。

準決勝第2試合は、昨年のJPBAランキング上位3名が揃い踏みのまさに女子ボウリング界の頂上決戦。パーフェクト優勝を飾るなど公式戦では絶好調の姫路。久々のP★リーグの頂点を目指し、冷静に燃えることを宣言。昨年三冠女王に輝いた松永は、「見ごたえのある試合になるかと思います。」と新たに気を引き締める。そして「怖いですけど、楽しみです。」と両女王に立ち向かうのは寺下。

第11シーズン第1戦（P★リーグ第73戦）決勝。 女王を決めるこの一戦に名乗りを上げたのは、第56戦以来の頂点に立ち、「姫路復活」を示したい姫路麗。「2回目の30万ゲットを目指す」と意欲を見せる岩見彩乃。そして「優勝したい！」と初優勝の悲願を達成したい寺下智香。 果たして73代目の女王は誰になるのか。